第4回『世界のご飯を食べる会 in ベトナム』いちょう団地にて
世界のご飯を通して友達の輪が広がる。
そんな『世界のご飯を食べる会』
通称『せかめし』は今回で4回目を迎えることができました!
どうも、会長のマサシです。
さて記念すべき4回目は...
ベトナム料理 in いちょう団地編!
今回のブログはいちょう団地という日本で最も多様化が進んでいる町に住む
心温まるベトナム人との出会いという超大作になっとります。
あれはまだ桜も咲いてない肌寒い初春でした。
東京駅から電車に揺られること1時間。いちょう団地の最寄駅の高座渋谷駅に到着。
高座渋谷に到着。
遠い。。。
そして田舎だ。。。
駅から歩くことさらに15分
いちょう団地が見えてきました!でっけぇ!
30棟以上もあるかなりの広さの団地です。
広いなーと思いながら少しブラブラしていると...
謎の建物?を発見!
反対側には細い階段があり、そこに座ってるおばあちゃん3人組がこちらをガン見してきます。。
謎の建物に座るおばあちゃん達から
「わしらのテリトリーに何の用じゃこのガキンチョが!」と言わんばかりの視線。いちょう団地からの洗礼に耐えきれず思わず目をそらした、
そのとき!
丘やで!!
丘でした。
うん。丘でした。
さらにブラブラすること5分
なんだか怪しげな食品店を発見
早速店内へ
横沢アジア食品店
でもこのカレンダーのセンスをみればどんなお店なのかは想像がつくはず
中々いかしたお店です。
両サイドの8人は多分偉い人たちなんでしょう。
普段目にしないようなアジアの食材がいっぱい売ってます。
高級食材と呼ばれるツバメの巣!ジュースも売ってます。
1本100円。
安ッ。
こんなに安くツバメの巣を買える機会はない!
ということで買いました。
一応買うときに聞いときました。
「これ何ですか?」
日本人だと思ってた店主のおばちゃんがカタコトの日本語で
「ワタシソレ、アンマリスキジャナイヨ」
正体は分かりませんでしたが、おばちゃんがツバメの巣ジュースをあんまり好きじゃないことだけは分かりました。
とりあえず買って飲んでみた!
甘い。
甘すぎる。。
そんでなんか中に入ってる。。。
ツバメの巣。。?
そこまでまずくはない。
決しておいしくはない。
分かったことは、おばちゃんの言う通りだね。ってことだけでした。
中国みやげならココ
食品店のすぐ隣に中国物産という雑貨屋さんがあり、
様々な中国グッズを売ってます。
中国の新聞に
中国のドラマたち
さらに中国のドラマたち
そして、棚の一番下の段にはクロックス。
下駄箱もビデオだって何でも入れられる。そう、この棚ならね。
そんなこんなしている内にお腹が空いてきたので行ってきました。
ここです。
完全に倉庫です。
このお店を見た友達の顔が引きつってます。
見た目は倉庫、中身は?
おそるおそる中へ入ってみると...
店員さんもお客さんもベトナム人しかいない.....?!
にぎわっていた店内に一瞬の静寂が漂い全員と目が合いました。
「俺らの島なにしに来たんじゃワレぇ!!」と言わんばかりの視線です。
(さっきの「丘やで!事件」のこともあって怯えてます。)
満席だったこともあり、一度外へ出て「本当に大丈夫か?」と会議をしている内に
おばちゃんが出てきてカタコトの日本語で
「ハイリナ。」と。
ちょうどOPENのネオン看板の裏側の席に座りました。
若干狭いなーと思っていると後ろでベトナムおばちゃん達のヒソヒソ会議が。
(想像:おばちゃんA「ナンデ日本人ガ、クルンダヨ!」
おばちゃんB「ドウヤッテ追イダスヨ??」 )
うわー、来るとこ間違えたかなーと思ったそのとき
おばちゃんA(店長)が話しかけてきました。
『ソコ狭クナーイ?』
「アッチの方が広イデ!」
(右はおなじみはらでぃーと左ははらでぃーの先輩のマキノさん
マキノパイセンは後輩にこんな田舎に呼ばれて殺されるんじゃないかと思ってたそうです)
席の狭さを気遣ってくれていたようです。
僕たちは勘違いしていました。
メニューを開いてみたものの知らない料理ばかりで戸惑ってしまい、
何だか分からないけど、これ注文してみよってなりました。
すると店長のおばちゃんが「日本人ハ、コレガ好キヨー」
と、優しく日本人好みのメニューを教えてくれました。
店長の優しさがにじみ出てます。
僕たちは勘違いしていました。
その後料理が続々と運ばれてきて
おばちゃんいわく、日本人が好きなヤツや
揚げ春巻きや
ベトナムといえばフォー!
レストランをしながら食料品店もしているので、ビールはコンビニみたいな棚から
セルフで取ってきます。
コンビニプライスでお酒が飲めます。安い!
みんな取ってきたとこで
かんぱーい!!
(左が浅草ガールしほちゃんと、真ん中が後ろの笠と奇跡の融合を遂げているユウスケです。右は私)
最初不安だったけど、とっても素敵な店です!!
途中おばちゃんが「コレ超カライヨー!!」とだけ言って持ってきてくれた
謎のビーフジャーキーのようなものや、
めっちゃ可愛いクマさんの小皿
(なぜか写真の後ろの方で洗剤とかも売ってます)
コチュジャンみたいなものを持ってきて
勝手に入れてくれたり。。
優しいです。いい人たちです。
ビール安いし、料理がおいしいからお酒が進みます!
いい感じになってきて
楽しそうな皆の後ろでさっきまでコチュジャン入れてくれてた人がメイクしてます笑
店長がさらにコチュジャンをいい感じに混ぜながら夢を語ってくれました。
「将来ハ、コノお店ヲ大きくシタイノヨー」
少し照れくさそうに微笑みながら夢を語る店長のおっぱいが僕の腕にずっと当たってました。
最初は(来たくせに)少し不安でしたが、
お腹いっぱい!安い!みんないい人!
いちょう団地いいところ!
という結論に落ち着きました!
店長の夢が叶ってお店が大きくなったら、また来るよ!
そう言い残していちょう団地を去りました。
帰りの電車ではみんなお疲れモードでした笑
今回のお店はコチラです
タンハー
http://tabelog.com/kanagawa/A1407/A140702/14051586/
あとがき
家に帰って、いちょう団地のことを調べてみました。
元々はベトナム戦争といった米ソの冷戦で行き場を失くした東南アジアを中心とする難民の受入先として兵庫県のある町と神奈川の大和市(いちょう団地)が選ばれたのが始まりだそうです。
ブログには書きませんでしたが、団地のすぐ隣に「いちょう小」という小学校がありました。
学校の壁には世界各国の言葉で「コンニチハ」「アリガトウ」などの文字が書かれていました。
ちなみに、こんな記事も見つけました。
外国人が7割、驚愕の公立小が横浜にあった
日本なのに日本人がマイノリティー
http://www.city.yamato.lg.jp/web/shakai/reki16-05.htmlfile:///Users/masashi/Documents/せかめし/P3237814.jpg
最後まで読んで、いちょう団地のことが好きになりました。
この小学校というコミュニティがあの優しさに繋がっているのかもしれません。
なんだか感動した第4回でした。
マサシ